男性見聞録

大和撫子とは対極にいる独身こじらせアラサーやまとなでし子の徒然クソ日記。合コン、婚活、過去出会った世にも不思議な男性達、日常についての備忘録。

銀座のど真ん中で男と一戦交えた話

それは合コンで出会った同い年の男性。
背が高めだけどひょろくて坊主で、例えるなら豆もやしみたいな人でした。
 
花金の銀座で何度目かの飲み。この人とはないかな〜と店を出たところで事件は起きました。
 
なんか、手ぇ見られてるな…繋がれる?と不穏な空気を感じ、すかさず手をポケットに入れディーフェンス!ディーフェンス!
 
 

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駅まで向かう最中、豆もやしが沈黙を破ります。
 
「俺がなでし子ちゃんの事好きって言ったら、何か変わる?」
 
なんかずるい言い方だなー。好きとは断定しないんか〜と思いつつ、
 
私「どうかな〜。またねっ!」
 
と帰ろうとすると、豆もやしのターン。
 
「もっと一緒にいたい。帰らないで。」
 
いや…帰りたい。
 
「私明日も仕事だから(嘘)ごめんね!また今度!」
 
 
そのまま地下鉄に降りようとすると豆が暴挙に。
 
私の腰にラグビーさながらのタックルをかまし
「行かないで!今日はどうしても一緒にいたい!!」
とのたまうのです。
 
 
 

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 ↑腰をガッツリホールド
 
 
念のためもう一度おさらいしておきます。
 
ここ、銀座のど真ん中です。
 
大人の街、銀座。オシャレの街、銀座。
ラグビーのタックルポーズをキープし続ける豆もやし。
 
いやーーー!!めっちゃ帰りてぇ!!!
都会のど真ん中でなぜこんな辱しめに?!!
 
その姿はまるで伝説の生き物ケンタウロスのよう。
 

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 ↑その時の私の表情まで忠実に再現されすぎている。
私が人で、豆が馬のボディ役な。
 
 
ケンタウロスって実在したんだ!!じゃなくて、銀座に伝説の生き物を降臨させてる場合じゃありません。私は説得に出ることにしました。
 
「ごめんね、私明日仕事だしもう終電まで時間がないから、また今度にしよ」
 
「今度って本当にある?いつなの?今日一緒に居たい!」
 
「わかった!ココ寒いから改札前で話そ❤️」
 
「改札行ったら帰っちゃうでしょ!」←ばれてる
 
こんな押し問答が続き、私は説得を諦め、強行突破することに決めました。
 
豆もやしにかまされたこのラグビータックル。受けて立つ!
このまま地下の改札前(インゴール)まで引きずり込み、トライする!!!
 

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五郎丸さん、見ていて私の勇姿!!
 
 
腰を掴まれたまま、私はありったけの力で男を引きずりました。
 
大人の街のど真ん中で男を引きずる私は非常に滑稽だったことでしょう。
知り合いがいるかもしれないことも懸念し、下を向きながら引きずることも忘れませんでした。
 

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↑こんなん

 

 
結果相手がもやしなことが功を奏し、なんとかエスカレータまで持ち込むことに成功。
 
腰を掴み、掴まれのポーズのままエスカレータで下に連れられる二人。シュール。
 
しかしゴールはもうすぐ!!!
 
そして改札に!トライ!!!!
 

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やった!やったよ!陸上部で鍛えた足腰がここで活きるとは。
ありがとう顧問の中村先生!!
 
 
そして改札に入るや否や
「じゃ!」
と逃げるように帰ったのでした。
 
 
世の女性の皆さんもいつ来るかわからない非常事態のために足腰を鍛えておくことをオススメします。
 

 

 

 

恋人のお家に初訪問したら変態的な断捨離を見た話

初めて恋人の家に行くときってドキドキしますよね。

例にもれず私も緊張しながら初めて彼のお家に向かっていました。

「断捨離が趣味なんだよね!」

という彼。

 

自称断捨離好きにも関わらず、服装はシンプルとは真逆、前回のブログでご紹介した前世熱帯魚疑惑のカラフルな彼の続編です。

 

yamatonadeshi5.hatenablog.jp

 

 お部屋はさぞかしきれいなんだろうな。どんなインテリアなのかな?

いろいろ妄想しながらドアを開けるや否や感じる違和感。

異常にシンプルすぎる・・。程なくして違和感の正体に気づきました。

どこのご家庭にもあるあれがないのです。

 

私「ねぇ、カーテンどこいったの?」

 

彼「あ、いらないと思って断捨離した!」

 

カーテンを・・断捨離?

私の知る断捨離の定義は間違っているのか?

google先生にすかさず問いました。

 

断捨離=不要なものをすてること

  • 断:入ってくるいらない物を断つ。

→いらないもの??

  • 捨:家にずっとあるいらない物を捨てる。

→家にずっとあるしか当てはまらねぇ・・

  • 離:物への執着から離れる。

→執着から離れすぎてもはや解脱状態だよ。悟りの境地や!!

 

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ポクチーン

 

 

カーテンを捨てる、という人知を逸脱した所業を繰り出し、悟りの世界へ行かれた彼、いや、先生にありがたい教えを問うていただくこととしました。

 

弟子(私)「なぜ・・カーテンを??」

先生「断捨離を進めていったらカーテンに目が止まって、ふといらないんじゃないかな?と思って」

 

弟子「捨ててみての生活はいかがですか?」

先生「冬寒いし、夏熱いし、最悪だよ。」

 

わかりますわかります。先生!!それも悟りへの一歩。修行の一環なんですよね。

 

弟子「買いなおさないの?」

先生「うん、それ以外は不自由ないし、いらない。高いし。」

 

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おいおい稼いでるのにドケチかよ・・・。

じゃなくて一番の不自由が温度調節のところだと思うんだけど、それをもろともしない先生。

そこにシビれる!あこがれるゥ!

 

Image result for ジョジョ そこにしびれるあこがれる

 

とはもちろんなりません。

そして季節は初夏。ケチなので冷房もつけてくれません。

あちーよ。

本意ではありませんが、やむなくその日はカーテン断捨離生活に弟子入りすることに。

 

 

そして翌朝。私はさわやかな朝の陽ざしで目覚めます。

時間は朝四時すぎ・・。

そう、カーテンがないため日を遮るものがなく直射日光をもろに浴びる形で目覚めます。まぶしすぎて二度寝もできないくらいです。

 

わかりました先生、これは朝の修行のためですね。

悟りへの一歩、修行の朝は早い。さぁ修行に向かいましょう!

と先生を見るとそれは見事な爆睡!!

 

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先生がおっしゃっていたカーテン断捨離による不自由さ、弟子はもう一つ見つけましたよ・・。

弟子は悟りへの道を拓けそうにありません。もう、一生こねぇよ・・。

ということでカーテンがない生活の不便さ、皆さんに感じていただけたことと思います。あれ、これなに伝えたかったんだっけ?

 

 

新・片づけ術「断捨離」

新・片づけ術「断捨離」

 

 

 

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恋人のファッションは変えられると思っているなめた人々に捧ぐ実録

Twitterの140字では書ききれない日常を思い出し、ブログに綴ってみました。 

 

だいぶ長文ですがお付き合いいただけると嬉しいです。
 
私には忘れられない男性がいます。 
それは結婚前提にお付き合いしてたとか、ドラマチックな別れがあったとか、そんなんじゃありません。
 
彼のファッションセンスが異常に奇抜だったためです。
 
彼は大手企業に勤める3つ年下のとても可愛らしいイケメンでした。
出会った時は真っ黄色のスニーカーにオレンジのダウンで、おまえポンデライオンの化身なの?とつっこみたくなるコーディネートだったのが気になりましたが、爽やかに笑う彼はとても素敵でしばらくしてお付き合いが始まりました。
 
 
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ファッションは直せる!とはよく言ったもので、私も例に漏れずファッション改造して真のイケメンに❤️と企んでいました。
 
彼の組み合わせは常に鮮やかでした。目も覚めるような水色ポロシャツの下から重ね着したドピンクTシャツがチラ見えするネオンテトラ風コーデ
 
 

 

(熱帯魚)ネオンテトラ(20匹) 本州・四国限定[生体]

 

 ↑ネオンテトラは大量にいるとかわいいけど、彼のファッションは単体でお腹いっぱい
 
黄緑色に水玉のシャツで笑顔で近づいてきた!と思ったら、水玉ではなくプロレスラーのお面の刺繍がびっちり付いていたりと、
 

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↑ふんだんにコレがあしらわれたドギツイ黄緑シャツ

 

 

それはそれは様々なサプライズを仕掛けて私を驚かせてくれました。(白目)
 
 
そして足元は常に真っ黄色のスニーカー。だんだんと先は汚れ、若干黄緑色になっていきます。
 
志茂田景樹をカジュアルダウンしたかのような彼は会う度目がチカチカしました。街で見つけやすいという利点はあるのですが、それよりやはり恥ずかしさが勝ります。
 
ただしイケメンに限るというフレーズでもリカバーしきれないファッションセンスにそろそろ耐えかねた頃、私は尋ねました。
 
「いつもポップな色合い着てるよね?好きなの?」
 
彼は満面の笑みで答えました。
 
「そう!!!気づいてくれた?!さすがだね!これはこだわってて〜以下略」
 
そう彼はセンスがなかったわけじゃなく、独自のセンスを貫いていたのです。
 
「とりあえず、服買いいこか?」
をオブラートに包み、彼を買い物に連れ出すことにしました。
 
そこで事は起こりました。
とあるお店の店頭に「おいおい、こんな服誰が買うんだよ?」という服が並んでおり横目にスルーしようとした所、彼はそれを見つけた瞬間、駆け寄り言いました。
 
「…この服…最高!!!」
 
それは青、白、赤がグラデーションになったシャツで、おまけに船をこぐ哀愁漂う人が大量にちりばめられています。
 
 

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愛国心あふるゝフランス人でも着ねぇだろ!!というそれは目も眩むような配色。フランス国旗をバリあたりのメンズに似合うよう仕立て上げちゃいました❤️みたいなシャツです。
 
 

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↑こんな人が大量発生

 

色合いだけでも破壊力抜群なのに、なんで船漕いでんの?しかも大量に!!悪趣味すぎてもうオシャレスカウターぶっ壊れるわ!!!
 
 
 
これは…まじで隣歩くの無理…
 
 
私は必死で止めました。私に会う時は着ないでほしい!とまで伝えても、わかった!着ないから買うね!と、鉄のような購入意思は全く折れません。
 
そこで私は折れ、苦渋の判断を下しました。この服は、本当に本当に嫌だけど…
 
色違いの方がまだ100分の1くらいマシ!!!
 
 
その色違いは茶色、白、紺のグラデーション。
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いやこれもなかなかなんですけど、多少色の彩度が低かったので、こっちの方が手持ちの服に合わせやすいよ!(やだけど)あのショーパンと(やだけど)あのパンツと!(すげーやだけど)シック!大人!と必死にプレゼンし色違いを購入させることに成功しました…でも50歩100歩でしょ、コレ。

 
なんなの?毎度毎度この派手さ、前世熱帯魚なの??
 
そして次のデート、笑顔で立つ彼はそのシャツを着ていたのでした。
おまえ、私と会う時着るなっつったろ…
 
その後彼はユニクロのTシャツプリントサービスで自分がデザインしたTシャツを着用し、
 
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↑第一回は彼が心酔する◯うやんカレーロゴのパクリ
 
「今後は自分がデザインしたユニクロTシャツのみを着ていこうと思う」
というデザイナー転生宣言をされたので改造計画を断念し、彼の元から去ることとなりました。
 
ファッションは変えられる!と気軽に言っている人々に私は訴えたい。
 
1.ダサいと思っているファッションは服に興味がないのではなく、こだわった結果ダサい可能性があること
2.その信念はそうやすやすと変えられないこと
 
この2点の学びを後生の婚活、恋活女子たちのために共有しておきたくここに記します。
 
 

 

 

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