出会いの取り違えで援交させられそうになった話
婚活アプリの普及により、わたしの周りでもアプリを始めたとか結婚したとかそんな話を以前より聞くようになりました。
待ち合わせスポットでもたまに「初めまして〜」とやっている光景を目にすると、もしかしてアプリでの初アポかな?と想像を膨らませたりします。
でもアプリがこれだけ広まると、待ち合わせスポットで同じ時間に約束してる人達なんてざらにいると思うんです。写メが盛られてることもあるわけだし、量産型女子大生タイプの風貌だったりすると判別ができず出会いを取り違えたりしないのかな?とふと思った時、私の記憶の扉が一つ開いたのでその時の話をしたいと思います。
↑この感じでさらに写メ加工されてたらもう皆同じじゃね?
それは今から1◯年前。
将来こんなにも婚活に迷走しているとは知るよしもない、それはピュアな女子高生でした。
忘れもしないその日、私は新宿のマックの前で友達と待ち合わせしていました。
大きめニットにミニスカート、ルーズソックスに茶髪という時代を感じさせる制服スタイルでケータイをいじりながら待っていたわけです。
その頃はガラケーでやり取りももちろんラインなどは無く、メールか電話が主流。ケータイも新機種が出るたびに着メロの和音数やカメラの画素数が増えていき、Nシリーズのパカパカケータイが死ぬほど流行ったあの頃です。
少し早く着きすぎたな。
マックの前で待ちぼうけしていると突然「お待たせ!!」と声をかけられました。
見知らぬおっさんに。
え?なんなん?誰?!
と考える隙も与えさせないうちに、「じゃあ行こうか!!」と腕を掴まれ狭い路地に連れて行かれる将来婚活に迷走(中略)ピュアJK。
え?えええ?!えっ!!??
動揺しすぎて意味がわからずキョどる私。
何かがおかしいと感じたおっさん。
「あれ?ゆみちゃんだよね?確認のためにケータイに電話するね。」
とその場で私の知らないゆみちゃんに電話をし始めます。
その瞬間鳴り響く私のケータイ。
待ち合わせ場所にいない私に友達が丁度タイミング悪く電話をしてきたのです。
私の着信画面には友達の名前。
おっさんの発信先はゆみちゃん。
モーセもびっくりの奇跡が起き、おっさんは私をゆみちゃん認定し「じゃあ行こう!」と改めて腕を引きます。
わし!ゆみちゃんちゃう!!!
奇跡と一言に括ろうとも、モーセが導こうとした約束の地はカナン。
おっさんが導こうとしているゆみちゃんとの約束の地はホテル。
雲泥の差です。
このままではホテルへの道が開かれてしまう。モーセは海を割ったけどこのままでは私の股が割(以下自粛)
今ではこんな濁流のように淀んだ下ネタBBAに成り下がりましたが、まだ心が清流のようだった私は声が出ず、あわわわわわわと動揺し続けながら引きずられます。
しかし友達からの着信をお知らせするため依然として鳴り響く16和音の着メロ。
変態モーセおっさん「あれ?ゆみちゃんじゃないの?」
無言でうなずく私。
するとおっさんは引っ張っていたその手を離し走って逃げていきました。
こうして 将来婚活迷走ピュアJKのピュアの部分は無事守られたのでした。
将来婚活迷走予定の部分も現在まで守りぬいてるけど/(^o^)\
みなさんも取り違えには気をつけて素敵な出会いを。
やまとなでし子@秋茄子は嫁も食べたい (@yamatonadeshi5) on Twitter