秒速で稼がない与沢翼に別れを切り出したら監禁された話
「与沢翼 豚 」でGoogle検索するとこのブログがトップにでてくるようになってしまいました。
本家に非常に申し訳が立たないのですが、めげずに与沢翼似の秒速で稼がない豚、元カレシリーズ第3章です。
(与沢翼さんとは無関係ですが、元カレのことをわかりやすく与沢と呼ばせていただきます。)
ストーカーのように私を分刻みのスケジュールで管理し、ホスピタリティー溢れすぎる行き過ぎたサービスで私をがんじがらめにしたこの男。
思考を奪われていた私は3ヶ月ほどたち、「そういえば、別れればいいんじゃね?」と当たり前すぎる結論に落ち着きました。
某日、私は彼の家で別れを切り出してみました。
その瞬間です。
与沢は泣き狂い私の両手を掴みベッドに押し付け身動きを拘束しました。
「なんで!」
と号泣されながら問われたので、私の気持ちを素直に伝え、手を退けるようにお願いしたところ、
「この手を離してしまったら、なでし子にもう一生会えないと思うから嫌だ!!!」
とのたまいます。
大正解!!!
どこかで聞いた90年代のJ-Popの歌詞のようですが、作詞の続きを考えている場合ではありません。
私はバイトの時間が迫っています。
「ごめんね、バイトに遅刻しちゃうから今度改めてまたゆっくり…」
「嫌だ!!この手を離したら!!!以下略」
何を言ってもこのJ-Popを繰り返すだけの人形と成り下がった与沢から逃れることができません。
力技でねじ込もうとするとかお前動物かよ。
豚…いや、与沢の体重のプレスではぽっちゃりな私といえども勝ち目がありません。
そこでふと冷静になりました。
家から出したら一生会えないから出さない?
つまり、この家からでれないのか?
あれ!わし、監禁されてる\(^o^)/
この家で一生過ごすということは、毎日三食かつ三色いずれかのパスタを食わされて生きていくのかな…(第2章参照)
デュラムセモリナ粉にまみれた生活で私も豚になるのかな…あれここ…養豚場…?
イベリコ豚はドングリだけ食わされるけど、パスタだけ食わされて太る私はパスタ豚?
そんな一生、いやや…いや…や…
朦朧とする中、頭の中で女神さまの声が響きます。
「なでしこ…嘘も方便よ。嘘八百よ!さぁ!」
仕方がない…
私はこの場を逃れるため、この言葉を言うしかありませんでした。
「おっけー!!付き合う!うん!別れないよ!うそうそ!」
これをもう少しまともに伝え、与沢の疑惑の目をかいくぐり、なんとか養豚場を後にしました。
(ちなみにバイトは1時間余り遅刻という最悪な結果に)
1.与沢に別れを面と向かって伝えてはいけない。
2.すぐに縁を切ろうとせずフェードアウトするべきである
これを学んだ私はメールで伝えることにしました。
与沢は私が全てになってる。仕送りがたくさんあるからとバイトもしていないし、授業も真面目に出ていない。
だから関心が私ばかりになってしまう。
私は頑張っている人が好き。
ちゃんと授業にでて、きちんとバイトをしてほしい。
それを達成したら与沢はもっと素晴らしい豚になるし、私も豚のことをもっと好きになると思う。
今は私が豚にとって良くない存在になっている。今後もっといい二人の関係を築くために一旦距離を置きたい。
これをメールで送り、ひたすら着信の嵐となりましたがそれを全てシカト。
ほどなくして私は購読した覚えのないメルマガ「与沢通信」を受信し続けることとなりました。
与沢通信には様々な近況がありました。
その中でも一番の変化はバイトを始めたことでした。
バイト先はエブリデイ三食パスタの与沢らしいチョイスの某有名イタリアン。
その名もサイゼ◯ア。
サ◯ゼリアで頑張って働いていること、授業も出ていること、壁のように文章がそびえ立つ近況メールが私の元に不定期で届くようになりました。
次回は与沢が突撃!お宅訪問!してきた時のお話です。
与沢シリーズ、三回で書き終わるはずが全然おわらねぇ…